盆提灯の意味はお盆の時期に先祖や個人の霊が迷わず帰ってくる目印として飾るものです。また、盆提灯は個人の冥福を祈り、感謝の気持ちを込めた供養を表す意味も持っているため、最高のお供え物とされています。
盆提灯を贈る
新盆を迎えた家へは新規や個人と親しかった友人から盆提灯が贈られます。贈る提灯は絵柄の入ったものを一対贈るのが一般的です。
盆提灯は宗派による違いがないので贈る先との関係を考えて予算に合わせて決めます。のし紙を掛ける場合は「御佛前」が一般的ですが、関西では「御供」とすることもあります。
また贈る場合は相手先のお盆の準備の都合もあるため、早目の時期に贈るようにしましょう。
最近では家庭の広さなどを考慮して小さいタイプのものや電気ろうそくで使用できるものもあります。贈る先の都合を考えて種類を選ぶことをおすすめします。
盆提灯は多ければ多いほど故人が周囲の方々から慕われていたことをしめしています。
盆提灯の販売店
盆提灯を取り扱う販売店は人形店・仏壇店・デパートなどがあります。デパートは贈答品としての要素が強いようですが、価格は一番高いのでよく価格を比較してから購入することが大切です。
盆提灯の飾る時期
盆提灯は「迎え火」「送り火」としての意味があるため、お盆の7月13日(8月13日)までに用意をします。実際に飾るのはお盆の月7月(8月)に入った早い時期から飾り始めます。
盆提灯の種類
家に飾る盆提灯には上からつるすタイプと下に置くタイプの2種類があり、役割としての意味合いは変わりません。
また、家に飾るもの以外に手荷物タイプのお迎え提灯といわれるものもあり、これは先祖の霊を迎えにいくときに使用するものです。
盆提灯を飾る場所
贈られた盆提灯は精霊棚や仏壇前に飾ります。
新盆の家では初めて帰ってくる故人の霊が迷わない目印として新盆用の白提灯を玄関や部屋の窓際、仏壇前などにつるしておきます。
故人への感謝の気持ちをこめて
盆提灯は故人への感謝の気持ちをこめるとともに故人を胸の内に思い出す機会でもあります。
人の命のはかなさと尊さを実感できる大切な時期ですので、提灯を飾られる方はそういった意味もよく理解してお盆の時期を迎えてみてください。
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