一時期は衰退気味だった扇子も、最近では若者の間でもファッションの一部として人気が高まってきました。そんな扇子を選ぶ際、実は男性用と女性用に分かれているのをご存知ですか?
もちろん、現在では着物よりも洋服に合わせますし、男女の垣根なしに扇子を選んでも何の問題もないのですが、一般的に言われる扇子の選び方を紹介します!
男性用扇子の見分け方。
男性用扇子は女性用扇子に比べるとサイズが大きいのが一番わかりやすい見分け方です。
扇子を閉じたときの長さが男性用扇子は「約23センチ(7寸5分)」といったサイズ展開のものが多いです。また、デザインとしては暗めの黒やグレー、こげ茶などの色合いにシンプルな絵柄をちりばめていたり無地のものが多いようです。
絵柄としては干支、富士山、龍、などといった強さや豊かさを表すものが良く見られます。
女性用扇子の見分け方
扇子を閉じたときの長さが女性用扇子は「約20センチ(6寸5分)」というのが一般的です。また、女性用扇子の絵柄は花などを題材にした華やかなもの、最近ではレースのものなど、女性らしい繊細なデザインのものが多いようです。
男女兼用で使える扇子
最近では絵柄のパターンも増えていて男性女性どちらがもっていてもおかしくないようなデザインのものがたくさんあります。また、扇子を閉じたときの長さが21センチくらいと男女の扇子と比較して中間の長さのものが増えています。
21センチ~22センチくらいであればあまり気にすることなく男女兼用として使えると思います。
飾り扇子
お雛祭りなどのイベントのための飾りやや海外へのギフトとしてよく見かけるのが「飾り扇子」と呼ばれる比較的派手な絵柄の扇子です。
こちらは踊りを踊るときの舞扇子として昔から使用されてきましたが、現在ではそのような踊り手が少なくなってきたためにインテリアとしての用途が強く出てくるようになってきました。
金色に、赤や青などの華やかな花をちりばめたようなデザインが多く、海外の方へのギフトにも向いています。
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